MacのSafariを使っていると、Greasemonkeyが利用できたら便利なのにと思うことがあります。しかしながら、GreasemonkeyはFirefox専用の拡張機能なので、Safariでは利用することができません。
そこで、Safariでユーザスクリプトを動作させることのできるGreaseKitという拡張機能をインストールしてみました。
GreaseKit
GreaseKitは、加藤和良さんという日本人の方が開発されたSafariの拡張機能です。SIMBL*1のプラグインとして動作し、Greasemonkeyのように任意のスクリプトをページのロード時に実行することができます。
GreaseKitのインストール
1.SIMBLのインストール
GreaseKitはSIMBLのプラグインのため、はじめに以下のサイトからSIMBLをダウンロードして、インストールします。
2.GreaseKitを以下のサイトからダウンロードして、展開します。
3.Greasekit.bundleファイルを以下の場所に格納します。
-
- ~/Library/Application Support/SIMBL/Plugins.
4.Safariを再起動します。
5.正常にインストールが行われると、メニューバーにGreasekitというメニューが表示されるようになります。
検証した環境
- MacOS 10.6.1
- Safari 4.0.3(6531.9)
- SIMBL 0.9.7
- GreaseKit1.7
Greasekitの使い方
メニューバーのGreasekitからManage Scriptを選択すると、ユーザスクリプトの管理画面が表示されます。
画面のインタフェースもGreasemonkeyとほとんど同じです。この管理画面にて、ユーザスクリプトの編集や追加、削除が行えます。また、ユーザスクリプトのインストールは、ドラッグ&ドロップで行うことができます。
ちなみに、GreasemonkeyスクリプトのすべてがGreasekitで動作するわけではないので、注意が必要です。
GreaseMonkey用のスクリプトはUserscripts.orgにて大量に公開されていますが、必ずしもGreaseKitで使えるわけではありません。
soundscape out にてGreaseKitで使えるスクリプトを紹介していますので、まずはここで紹介されているスクリプトで気になるものを試してみることを推奨します。
Safari拡張のススメ vol.3 〜 GreaseKit : Safari Realized
関連するエントリ
*1:SIMBLについては、こちらを参照してください。わかばマークのMacの備忘録 : SIMBL