はじめに
Inno Setup 5というフリーソフトを使うと、簡単にソフトウェアのインストーラを作ることができるみたいなので、実際に作ってみました。urashita.com
インストーラを作成する
今回は、HelloWorldを表示するプログラム(HelloWorldApp.exe)のインストーラを作成してみます。
1.スタートメニューからInno Setup 5を起動します。
2.起動すると以下のような画面がでるので、一度キャンセルします。
3.エディットエリアに以下のコードを入力します。
[Setup] AppName=HelloWorldApp AppVersion=1.0 DefaultDirName=C:\HelloWorldApp DefaultGroupName=HelloWorldApp UninstallDisplayIcon={app}\HelloWorldApp.exe Compression=lzma2 SolidCompression=yes OutputDir=userdocs:Inno Setup Examples Output [Files] Source: "C:\Users\replication\Documents\Visual Studio 2005\Projects\HelloWorldApp\Release\HelloWorldApp.exe"; DestDir: "{app}" Source: "C:\Users\replication\Documents\Visual Studio 2005\Projects\HelloWorldApp\Readme.txt"; DestDir: "{app}"; Flags: isreadme [Icons] Name: "{group}\HelloWorldApp"; Filename: "{app}\HelloWorldApp.exe" [Languages] Name: japanese; MessagesFile: compiler:Languages\Japanese.isl
exeファイルやReadme.txtのパスは実在するパスを指定します。
4.Ctrl + F9でコンパイルします。
以下のようなダイアログがでるので、「はい」を選択します。
5.インストーラの設定ファイルの保存先を指定します。
6.再度ビルドすると、ビルドが成功しました。
7.F9キーからインストーラを起動してみます。
見覚えのあるインストールウィザードが起動します。
自動的にReadme.txtが開きます。
スタートメニューにもプログラムがちゃんと追加されています。
すごく簡単にできました。
作成されたインストーラは、メニューからOpen Output folderで移動した先にあります。
アンインストール
アンインストーラも自動で作成されます。