はじめに
IP Messengerというソフトをご存知でしょうか。IP MessengerはとてもシンプルなLAN用メッセンジャーで、離れたところにいる人とコミュニケーションをとる時に役に立つツールです。
このIP Messengerを他人と会話するという使い方以外に、アラームや情報通知ツール(Notifier)といった用途に使うと意外に便利だということに気づきました。今日はそのあたりの話をしたいと思います。
IP Messengerを情報通知ツール(Notifier)として使う
IP Messengerは同じLAN内にあるコンピュータにメッセージを送ることができます。
たとえば、非常に時間のかかる処理(夜間バッチやバックアップ、大量のコンパイルなど)があったとして、その処理が正常に終わったかどうかを知りたいと思ったら、処理が終了したタイミングで相手先コンピュータのIP Messengerから自分のコンピュータにアラートを通知することができます。
IP Messengerをコマンドラインから操作する
具体的にどうやって通知するかというと、IP Messengerはコマンドラインからもメッセージを送れるようになっています。
詳しい使い方は上記のサイトに載っていますが、基本的には以下のコマンドでメッセージを送ることができます。
ipmsg.exe /MSG IPアドレス メッセージ
Windows XPなら以下のコマンドをバッチファイルとして保存すると、自分あてにメッセージを送ることができます。
"C:\Program Files\IPMsg\ipmsg.exe" /MSG localhost hogehoge
このコマンドをバッチファイルの最後などに記述しておくことで、任意のタイミングでメッセージを送ることができて便利です。
注意点
ただし、送信元と送信先双方にIP Messengerをインストールする必要があります。