はじめに
先日、新人SEさんにSubversion(サブバージョン)の操作の仕方を教える機会があったので、Subversionで使われる用語をまとめてみました。
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エスブイエヌ(SVN)
Subversionのことを略してSVNと言ったりします。
リポジトリ(repository)
リポジトリとは、サーバ上にあるソースコードやドキュメントなどを保存しておく"資産格納庫"のことを指します。ここが壊れると世界の終わりですので、バックアップだけはしっかり行っておきましょう。
トータスSVN(Tortoise SVN)
ローカルコンピュータ上で資産を操作するためのクライアントソフトのことです。亀のアイコンが特徴です。
用法:「トータスをインストールしておいて」
チェックアウト(check out)する
サーバ上にあるリポジトリからからローカルコンピュータに、ソースコードやドキュメントなどの資産をダウンロードすることです。
用法:「トータス入れたら、資産をチェックアウトしといて。」
作業用コピー(working copy)
作業用コピーとは、リポジトリからチェックアウトした場所にある資産のことを指します。
作業用コピー上で行われた変更は、サーバ上のリポジトリや他の人の作業用コピーには影響しません。コミットを行うことではじめてリポジトリへ変更が反映されます。
競合(conflict)している
他の誰かが先にコミットした資産に対して、同じ行を修正して後からコミットすると競合が発生します。この場合、差分を確認してどちらの変更が正しいかを確認します。
用法:「AさんとBさんで修正が競合してますよ」
競合の解決(マージとも読んだりします)
競合の解決とは、ある資産に対して先にコミットされた修正を、自分が修正した資産にも反映させることを指します。
ロックする(Get Lock)
他の人に先にコミットさせることを防ぐことです。自分がロックを獲得した資産は、他の人が先にコミットすることはできません。
用法:「ExcelファイルやWordファイルはロックしてから修正して」
ブランチ(branch)を切る
開発の区切りで、あたらしい機能を追加するためにリポジトリを履歴付きでコピーしたものです。ブランチに対して変更を加えても、コピー元のリポジトリには影響がありません。
用法:「次期バージョンのためにブランチきっといて」