はじめに
SubversionクライアントにTortoiseSVNというソフトがあります。GUIでチェックアウトやコミットができて大変使いやすいのですが、コマンドラインでの操作に向いていません。
たとえば、リポジトリからソースコードをエクスポートして、コンパイル環境にコピーし、ビルドするという手順を自動化したいときに、コマンドラインで操作できると便利です。このエントリではコマンドラインからSVNを操作する方法について書いています。
コマンドラインツールのインストール
クライアントにSubversionをインストールします。サーバとして使うのではなく、クライアントツールを使うためにインストールします。以下のサイトからWin32Svn (32-bit client, server and bindings, MSI and ZIPs; maintained by David Darj)をダウンロードして、インストールします。
コマンドラインでエクスポートする
インストールが完了したら、コマンドプロンプトを起動します。
リポジトリからエクスポートするにはsvn exportコマンドを使います。
svn export リポジトリのURL エクスポート先
たとえば、デスクトップのフォルダにエクスポートするなら、以下のようにコマンドを書きます。--forceは同名ファイルがあった場合に上書きするという指定です。
svn export --force file:///c:/svn_repository "C:\Documents and Settings\replication\デスクトップ\SVN"
簡単ですね。取り出したファイルを別の場所にxcopyでコピーして、コンパイルするなんてことも、バッチファイルに書いてやれば自動化することができます。
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