はじめに
node.jsをサポートしている注目のクラウド環境dotcloud(ドットクラウド)でnode.jsのアプリケーションをデプロイして、動かしてみました。
このエントリを書くにあたり、以下のエントリを参考にさせていただきました。
dotcloud(ドットクラウド)
dotcloudはnode.jsやRubyを動作させることができるプラットフォームを提供しているクラウド環境です。
Platform as a Service=PaaSの一種。 「日本を代表するアルファギーク」として有名なmiyagawaさんが最近joinしたことで有名になったサービスです。
DotCloudはただいまベータ版に付きinviteコードがあれば無料で使うことができます。 ホームページでメールアドレスを登録するとそのうち配布されます。
DotCloudは開発者のための優良なプラットフォーム - ゆーすけべー日記
検証した環境
- Mac OS X 10.6.7
dotcloudのクライアントツールのインストール
はじめに、dotcloudのクライアントツールをインストールします。ターミナルを起動して、以下のコマンドを実行します。
sudo easy_install dotcloud
アプリケーションの作成
続いて、クラウド上にアプリケーションを作成します。replicationの部分がアプリケーション名になります。
dotcloud create replication
Enter your api key (You can find it at http://www.dotcloud.com/account/settings)
このとき、APIキーを入力しろと言われるので、dotcloudのサイトにログインしてsettingsメニューからAPIキーを取得してきます。
アプリケーションをデプロイする
以下のコマンドを入力して、アプリケーションをクラウド環境に配備します。このとき-tオプションでnodejsを指定してあげます。
dotcloud deploy -t nodejs replication.node
サンプルアプリケーションをつくる
作業用のディレクトリを作成します。
cd ~ mkdir dotcloud cd dotcloud/
このディレクトリに以下のコードをserver.jsという名前で配置します。
var http = require('http'); http.createServer(function (req,res){ res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'}); res.end('Hello World!!'); }).listen(8080);
さらに、同じディレクトリ内に以下のコードをsupervisord.confという名前で配置します。node server.jsはおなじみの起動用のコマンドですね。
[program:node] command = node server.js directory = /home/dotcloud/current
作成したアプリケーションをクラウド環境にpushする
サンプルアプリケーションができたら、クラウド環境にpush(アップロード?)します。
dotcloud push replication.node .
作成したアプリケーションは以下のURLで確認することができます。
トラブルシューティング
- dotcloud createコマンドでエラーになる。
アプリケーション名は英数字で4文字以上という規約があります。
error: Name must contain only alphanumerical characters and needs to be at least 4 characters long.
技術評論社
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