はじめに
このエントリでは、フリーのMicrosoft Visual C++ 2010 Expressをインストールして、C++の開発環境を構築するまでの手順について書いています。
日経BP社
売り上げランキング: 52,518
Microsoft Visual C++ 2010 Express
Microsoft Visual C++ 2010 Expressはマイクロソフトから提供されているMicrosoft Visual C++ 2010のフリー版です。いくつか機能制限がありますが、学習用や評価目的としては無料で利用することができます。
主な機能制限としては、以下のようなものがあります。
- ATLやMFCが利用できない。
- リソースエディタが付属されていない。
Microsoft Visual C++ 2010 Expressのインストール
1.以下のサイトからMicrosoft Visual C++ 2010 ExpressのWeb インストール (ダウンロード)のリンクをクリックします。
2.ダウンロードしたvc_web.exeをダブルクリックし、インストールウィザードに従い、インストールを行っていきます。
3.はじめにセットアップに関するフィードバックをマイクロソフトへ送信するかどうかを選択します。
4.ライセンス条項に同意します。
5.インストールする製品を選択します。今回、SilverligtとSQLServerは不要であるため、チェックを外しています。
6.インストールする場所を選択し、インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。
7.インストールが完了すると、再起動を促すダイアログが表示されるので、再起動します。
コンソールアプリケーションを作ってみる
1.Microsoft Visual C++ 2010 Expressを起動し、ファイル−新規作成−プロジェクトを選択します。
2.Win32コンソールアプリケーションを選択してプロジェクトを作成します。
3.OKボタンをクリックすると、以下の画面が表示されるので完了ボタンをクリックします。
これでコンソールアプリケーションのプロジェクトが作成されます。
hello worldを画面に出力する
以下のようなコードを書いてCtrl+F5キーで実行すると、コマンドプロンプトにhello worldと表示されます。
// sample.cpp : コンソール アプリケーションのエントリ ポイントを定義します。 // #include "stdafx.h" int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[]) { printf("hello world"); return 0; }