小さい頃はエラ呼吸

いつのまにやら肺で呼吸をしています。


ドラッグ&ドロップするだけでJavaScriptの構文チェックができるbkhvalid

はじめに

ドラッグ&ドロップするだけでJavaScriptの構文チェックができるbkhvalidをご紹介します。
JavaScriptはJavaやC言語などのコンパイル言語と違い、コンパイルという手順がないまま動かすことができるスクリプト言語です。このため、セミコロンの付け忘れなどでバグを生み出す可能性があります。そんな小さなミスを機械的にチェックすることができるツールがbkhvalidです。bkhvalidを利用すると、JavaScriptにおける構文ミスや潜在バグの検出に役に立ちます。

bkhvalidとは

bkhvalidは、HTML, XHTML, CSS, JavaScriptの構文をチェックをしてくれるソフトウェアです。
HTML、XHTML、CSSにおいては今やエディタで構文チェックができる時代なので、それほどすごいことではありません。このソフトウェアの最も魅力的な機能はJavaScriptの構文チェックができるところです。

構文チェック結果が日本語で出力される

JavaScriptの構文チェックを行えるツールとして、以前紹介したJavaScript Lintがあります。

ただ、JavaScript Lintは構文チェックの結果が英語で表示されるため、英語が苦手な人はちょっと扱いづらいかもしれません。一方、bkhvalidは構文チェック結果が日本語で出力されるため、英語が苦手な人でも簡単に利用することができます。
ちなみにJavaScriptの構文チェックエンジンには、JavaScript Lintを用いているいるため、チェックの品質的にはJavaScript Lintと同じです。

bkhvalidのダウンロード

bkhvalidは以下のサイトからダウンロードします。実行形式として動作するタイプとインストールして利用するタイプの2種類が存在します。

bkhvalidの使い方

今回は実行形式タイプのbkhvalidで説明します。
1. ダウンロードしたbkhvalidを解凍し、フォルダに格納されているbkhvalid.exeを起動します。
2. bkhvalidにチェックをかけたいJavaScriptファイルをドラッグ&ドロップすると、リストに追加されます。この状態で赤くマーキングしたボタンをクリックすると、構文チェックが開始されます。

3.チェック結果は画面の下部に出力されます。

4.チェック結果でエラーとなった項目をクリックすると、エディタが表示され、該当部分を確認することができます。また、複数のファイルを一括でチェックすることも可能です。

おわりに

このように、非常に直感的に操作できるインタフェースとなっており、動作も軽快なソフトウェアです。日本語によるチェック結果もわかりやすくなっています。
開発中のプロジェクトであればソースコードレビュー時にチェックしたり、すでにあるjsファイルの品質チェックを行うといった場合に利用できると思います。興味のある方はぜひ試してみてください。