小さい頃はエラ呼吸

いつのまにやら肺で呼吸をしています。


Mac OS X Yosemiteで確定申告(e-tax)を行う方法(2014年12月版)

2015.01.14追記

トラブルに見舞われながらも、平成26年分の確定申告書等作成コーナーでYosemiteで申請することができました。

はじめに

Mac OS X Yosemiteで確定申告(e-tax)をするための準備をしてみました。この記事を書くにあたり、以下のページがとても参考になりました。

Yosemite でSCR3310-NTTCom をつかう - LGTMYosemite でSCR3310-NTTCom をつかう - LGTM

e-Taxなどでおなじみの公的個人認証サービス(JPKI) に必要なICカードリーダーのうち,鉄板だという「SCR3310-NTTCom」が生産終了になるらしい...

図解・表解 確定申告書の記載チェックポイント(平成27年3月16日締切分)
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必要なもの
  • 住民基本台帳カード(電子証明書も必要になります)
  • 住基カード対応のICカードリーダ
僕の環境
  • Mac OS X Yosemite(10.10.1)
  • Safari 8.0.2 (10600.2.5)
  • Java Version 8 Update 25
  • ICカードリーダ(SCR3310-NTTCom)

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【重要】SCR3310-NTTComのドライバはインストールしない。

以下のページで公開されているICカードリーダのドライバは、yosemite環境にインストールしてはいけません。

ICカードリーダライタ ユーザーサポート(ドライバソフトのダウンロード) SCR3310-NTTComの主な仕様/ダウンロード|NTT Com 法人のお客さまICカードリーダライタ ユーザーサポート(ドライバソフトのダウンロード) SCR3310-NTTComの主な仕様/ダウンロード|NTT Com 法人のお客さま
理由は、以下のページにも書かれていますが、インストールに失敗し、さらに標準装備のifd-ccid.bundleのドライバが削除されてしまいます。

メーカーサイト に純正ドライバーがあるが,Yosemite では動かない.
動かないばかりか 標準のCCID クラスドライバーを削除して,アンインストール後も元に戻してくれない.やってしまったらバックアップ等から /usr/libexec/SmartCardServices/drivers/ifd-ccid.bundle を戻すしかない.
Yosemite でSCR3310-NTTCom をつかう - LGTM はてなブックマーク - Yosemite でSCR3310-NTTCom をつかう - LGTM

2015.01.14追記

SCR3310-NTTComのドライバを通常のインストール方法でインストールに失敗した場合は、手動でインストールしてください。

ifd-ccid.bundleのドライバがあるか確認する

ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。

cd /usr/libexec/SmartCardServices/drivers/

続いて、フォルダ配下のファイルをリストアップします。

ls -la

ifd-ccid.bundleがあることを確認します。

SmartCard Servicesをインストールする

以下のサイトから、SmartCard Servicesのv2.0.2 for OS X Yosemite v10.10をインストールします。

SmartCard ServicesSmartCard Services
以下が、そのインストール画面です。特に迷うことなくインストールできると思います。




JREのインストール

以下のページからJavaをダウンロードして、インストールしてください。

無料Javaソフトウェアをダウンロード無料Javaソフトウェアをダウンロード

JPKI利用者クライアントをインストールする

以下のページからMac用のJPKI利用者クライアントをインストールします。

Macintoshをご利用の方 : 公的個人認証サービス ポータルサイトMacintoshをご利用の方 : 公的個人認証サービス ポータルサイト
1.ダウンロードしたファイルを右クリックから開くを選択して、インストーラを起動します。ダブルクリックで開いてしまった場合は、以下のメッセージが表示されます。

以下、インストールの経過です。



ルート証明書をインストールする

以下のページからルート証明書ダウンロードします。

e-Taxをご利用になる場合の事前準備:平成26年分 確定申告特集e-Taxをご利用になる場合の事前準備:平成26年分 確定申告特集

JPKI利用者クライアントを起動する

1.JPKI利用者クライアントを起動すると、以下のような画面が表示されます。動作確認ボタンをクリックします。

2.以下の画面が表示されたら、ICカードリーダを接続し、住基カードを挿入します。

3.実行(E)ボタンをクリックすると、動作確認が開始され、以下のような画面が表示されます。

よく見ると、SCardStatus NGとなっていますが、よくわからないので先に進みます。
4.「自分の証明書(U)」ボタンをクリックして、電子証明書の内容を確認します。
5.以下のように自分の個人情報が表示されたらOKです。

6.この電子証明書には有効期限(発行から3年)があります。「有効性確認(V)」ボタンをクリックすると、電子証明書の有効期限を確認できます。

おわりに

以上でmacでe-taxを行うための準備が整いました。
平成26年分の確定申告書等作成コーナーは、平成27年1月5日(月)公開予定です。

【e‐Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)【e‐Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

トラブルシューティング

以下のようにe-taxのサイトでJavaがブロックされることがあります。この場合は、Javaの実行を許可するサイトにe-taxのページを追加します。

1.システム環境設定からJavaを選択します。
2.Javaコントロール・パネルからセキュリティタブを選択します。
3.例外サイト・リストにhttps://www.keisan.nta.go.jp/を追加します。

SafariがJPKI-card #2のパスワードを要求してくる

ときどき、SafariがJPKI-card #2のパスワードを要求してきます。
その場合には、市役所の端末で登録した電子証明書のパスワードを入力します。