小さい頃はエラ呼吸

いつのまにやら肺で呼吸をしています。


未来やビジョンを語るときに使うとそれっぽく聞こえるIT用語10つ

はじめに

ITの進歩はめざましく、日々新しい用語が生まれています。
企業の偉い人や経営層、コンサル職が何かビジョンを語るときに使うとそれっぽく聞こえる用語をいくつかピックアップしてみました。(意訳あり)

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イノベーション

技術革新を意味する言葉ですが、技術によらない。ひらたく言うと、今までよりも何かを大きく変えて良くすることがイノベーション。

用法・用例:
イノベーションを生み出す、イノベーションを起こす、イノベーションを促進するなど、

使い方はさまざま。何かを変えて、今までもちょっとだけ改善することもイノベーション。大小の捉え方は人それぞれ。

IoT(アイオーティー)

Internet of Things(インターネットオブシングス)、間違えちゃいけないポイントは、真ん中のo(オー)だけ小文字。
ひらたく言うと、今までネットワークに繋がることのなかったデバイスをネットワークにつなげて何かすること。

身近なところで言えば、スマートフォンで操作できる家電やAIスピーカーなど。エンタープライズ領域なら建機大手コマツの話をする。KOMTRAX(コムトラックス)というシステムで、全世界に展開する建機40万台をネットワークで繋いで常時監視、遠隔制御している話が有名。

用法・用例:
AI、IoTを活用して~
クラウド

ひらたく言うと、サーバ機器(ハードウェア)がどこにあるかを知らなくても利用できるのがクラウド。エンタープライズで言えば、オンプレの対義語。

用法・用例:
時代はクラウド~、クラウド化を促進して、オンプレからクラウドへ転換~
グランドデザイン

全体構想。3年、5年といった長期の壮大な計画・ビジョン。

用法・用例:
グランドデザインに基づいて~
BPR(ビーピーアール)

Business Process Re-engineering(ビジネスプロセスリエンジニアリング)。今までの運用、やり方を見直すこと。

用法・用例:
BPRを意識して~、BPRを進めつつ~
AI(エーアイ)

人工知能。artificial intelligence(アーティフィシャルインテリジェンス)。
AIにも段階的なレベルがありますが、詳細は割愛。

用法・用例:
「自動的に~して」、「自動化」といったキーワードを「AIを活用して」に言い換えるとスマート。
スマート○○

「賢い」「高性能」などの意味。何でも良いので頭にスマートを付ける。

用法・用例:
スマートフォン、スマート家電。スマートネーション。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)

「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念。2004年にスウェーデンの教授が提案した割と昔からある概念。

用法・用例:
(概念なので具体的な話はせず)デジタル・トランスフォーメーションの促進~、デジタルトランスフォーメーションの推進~と使う。
Society 5.0(ソサエティーゴーテンゼロ)

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。科学技術基本法に基づき、5年ごとに改定されている科学技術基本法の第5期(2016年度から2020年度の範囲)を指すキャッチフレーズ。
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.htmlwww8.cao.go.jp

ひらたく言うと、ネットとリアルの融合。

用法・用例:
Society 5.0の実現に向け~
デジタル・プラットフォーマー

一例でいえば、Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc。
toyokeizai.net

用法・用例:
デジタル・プラットフォーマーを目指して~、デジタル・プラットフォーマー型ビジネス