はじめに
Oracle Databaseといえば、大規模なシステムなどで使われる非常に高価なデータベースですが、実は無料で使えるエディションがあります。Oracle Database Express Edition(XE)と呼ばれるバージョンは商用エディションに比べ、いくつか制限がありますが、無償で使うことができます。
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Oracle Database 11g XEの機能制限
商用エディションとExpress Editionの違いは、以下のサイトに記載されています。
4月より"Beta版"の公開をしていましたが、ついに Oracle Database 11g Express Edition(XE) が正式にリリースされました。主な仕様は以下の通りです。
サーバー:搭載CPU制限なし
CPU:最大1CPUが使用可能
メモリ:最大1GBが使用可能
データベースサイズ:最大11GBが使用可能(10g XE は最大4GBでした)
対応OS:Windows 32bit, Linux 64bit
【速報】Oracle無償版:Oracle Database 11g Express Edition(XE)がリリースされました! (オラクルエンジニア通信 - 技術資料、マニュアル、セミナー)
Oracle Database 11g XEの入手
Oracle Database 11g XEは、Oracleのサイトから入手できます。ただし、ユーザ登録(無料)しないとダウンロードできないので、事前にユーザ登録しておきます。
Oracle Database 11g XEのインストール
1.上記のサイトからダウンロードした、OracleXE112_Win32.zipを解凍します。
2.setup.exeをダブルクリックして、インストーラを起動します。
3.インストーラのウィザードに従い、Oracle Databaseをインストールしていきます。
Oracle Databaseに接続する
インストールが完了したら、コマンドラインからOracle Databaseに繋いでみます。
スタートメニューからOracle Database 11g Express Edition−「SQLコマンドラインの実行」を選択します。
黒いコマンドプロンプトの画面が表示されたら、以下のように入力します。(管理者での接続)
connect / as sysdba
接続できたら、試しにユーザ一覧を表示してみます。
select username from user_users;
おわりに
今回は、Oracle Database 11g Express Editionのインストールから接続確認までを実施しました。
次回はデータベースの作成やユーザ登録などを実施していきたいと思います。