小さい頃はエラ呼吸

いつのまにやら肺で呼吸をしています。


フリーだけど高機能な仮想化ソフトウェアVirtualBox

はじめに

仮想化ソフトウェアとして代表格としてVMware Workstationがあります。僕の会社でも利用していて、とても高機能かつ安定しています。ですが、製品であるため無料ではありません。1ライセンスを購入するのに数万円はかかってしまいます。
高価な機能はいらないから、もっと手軽に仮想化ソフトウェアを使いたいという人は多いとも多いのではないでしょうか。そんな方のために、今日は、VirtualBoxというフリーの仮想化ソフトウェアを紹介したいと思います。

フリーの仮想化ソフトウェアVirtualBox

VitualBoxはSun Microsystems(現Oracle)が開発する仮想化ソフトウェアです。現在は、商用・個人利用が可能なオープンソースソフトウェアとなっています。

様々なゲストOSをサポートしているSun VirtualBoxは、アプリケーションを開発するプラットフォームの選択肢を広げます。MacやLinux上でのMicrosoft Windowsの利用や、MacBook上でのAppleのアプリケーションとSolaris 10 OSやWindowsアプリケーションの同時利用が可能になります。
Sun VirtualBox - 特長と利点 - サン・マイクロシステムズ はてなブックマーク - Sun VirtualBox - 特長と利点 - サン・マイクロシステムズ

VitualBoxには、以下のような特徴があります。何よりも重要なのは、無料で利用できるというところです。(個人・学術利用または評価目的に限り無償で使用可能)

  • 無償で利用できるオープンソースのデスクトップ仮想環境
    • Open Source EditionとしてGPLv2の下で提供。ライセンス・キーや登録が不要
  • 1台のコンピュータ上で複数のOSを同時に利用可能
    • ホストOS:Solaris 10 OS/Microsoft Windows/Linux/Mac OS X
  • APIの公開とモジューラ構造が、カスタマイズを支援
  • ハイパフォーマンスな仮想マシン
    • ネイティブ環境とほぼ同じスピードでゲスト環境を利用可能
  • ホストとゲストをシームレスに融合
    • 共有フォルダを使い、ドキュメントやファイルをホストとゲスト間で共有可能
  • 多様なハードウェアやデバイスをサポート
  • 仮想マシン上のゲストOSヘリモートからアクセス可能
  • 状態を管理できるスナップショット機能
    • 複数のスナップショットに対応し、仮想マシンの状態を複数保存可能
  • 優れたセキュリティを提供するアーキテクチャ
  • エンタープライズ・クラスの機能を提供
VitualBoxがサポートするゲストOS

VitualBoxでは、Windows7やWindows Server 2008をはじめとした最新のOSもサポートしています。

ゲストOSに対する追加機能

VitualBoxでは、ゲストOSの操作性を向上させるため、VituralBoxにはGest Addition(ゲストアディション)という機能が用意されています。ちょうどVMWare Toolsのようなイメージです。

VirtualBoxにはゲストOSにインストールする形をとる、ゲスト・アディションという機能がああります。意訳すれば、ゲストOS用付加機能、といったところでしょうか。これにより、グラフィックドライバーを強化したり、共有フォルダーといったホストOSとのスムーズな連携が可能になります。
Cider House » VirtualBox はてなブックマーク - Cider House » VirtualBox

おわりに

僕も最近になってこのVirtualBoxを動かして、遊んでいます。

会社のWinodowsと自宅のMacにそれぞれVirtualBoxをインストールして試してみましたが、すごく快適に動作します。体感的にはVMWare Workstationよりもさくさく動くような気がします。個人利用の範囲であれば、無料で使うことができるので、このVirtualBoxを試さない手はないと思います。