小さい頃はエラ呼吸

いつのまにやら肺で呼吸をしています。


Excelで最大値と最小値を除いた平均値を求める方法


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はじめに

Excelで平均値を求めるには、AVERAGE関数を使いますが、最大値と最小値を除いた平均値を出してと言われたときには、ちょっと困ってしまいますよね。
そんなときは、TRIMMEAN関数を使うと、最大値と最小値を除いた平均値を算出することができます。フィギュアスケートをはじめとする採点競技で採用されている算出方法ですね。

TRIMEAN関数の使い方

TRIMEAN関数は、以下の書式で使います。

=TRIMMEAN(データ配列,除外する割合)

データ配列の指定の仕方はAVERAGE関数と同じです。
除外する割間は小数で指定します。たとえば、10個のデータがあり、最大と最小の2つのデータを除外する場合、有効なデータは8個であり、除外データは2個になります。このため、除外する割間には0.2を指定します。


たとえば、およそ10秒かかる処理の処理時間を10回計測したデータがあります。4回目と8回目のデータはあえて平均値から少しだけずらしています。
このとき、AVERAGE関数とTRIMEAN関数の値はわずかながら違いがでます。

おわりに

データのばらつきが小さい場合にはAVERAGE関数で問題ないのですが、異常に大きい/小さい値を含む場合などはTRIMEAN関数を使って上限下限を除いた平均値を算出した方が現実的な平均値を算出できます。
平均値を求める場合、状況に応じてAVERAGE関数とTRIMEAN関数の2つの関数を使い分けられるようにしたほうが良いですね。