はじめに
Oracle Databaseを操作するツールの代表格としてSQL*Plusがあります。
SQL*Plusは、Oracle Databaseに付属するツールで、特別な準備をすることなく使えますが、コマンドラインで操作するというツールの特性上、データをきれいに表示したりするのが得意ではありません。
一方、Oracle SQL Developerというツールを使うと、GUIでOracle Database内のデータを確認したり、SQLコマンドなしにデータを変更することができます。MicrosoftのSQL Serverをご存知の方はSQL Server Management Studioを想像してもらうと分かりやすいと思います。
この記事ではOracle SQL Developerの入手と簡単な使い方を紹介したいと思います。
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Oracle SQL Developerの入手
Oracle SQL Developerは以下のサイトからダウンロードすることができます。Oracle会員にならないとダウンロードできないので、事前にユーザ登録(無料)が必要です。
このとき、「Oracle SQL Developer for 32-bit Windows (このzipファイルにはJDK1.6.0_11が含まれています)」をダウンロードするとJDKのインストールされていない環境でも実行することができます。
Oracle SQL DeveloperでOracle DBに接続する
Oracle SQL Developerを入手したら、起動します。
画面左のペインには接続先の一覧が表示されます。ここで緑色の+アイコンをクリックします。
接続先の情報を入力する画面に遷移します。ユーザIDやパスワード、接続先コンピュータのIPアドレスを入力し、テストボタンをクリックすることで接続を確認することができます。
接続が正しく行われると、指定したユーザが参照できるテーブルを選べるようになります。
テーブル内のデータを確認する
テーブル内のデータを確認するには、画面右のペインで、「データ」タブを選択します。すると、テーブル内のデータが表形式で表示されます。
テーブル内のデータを変更したい場合は、任意のカラムをダブルクリックすれば変更ウインドウが表示され、その場で変更することができます。
データの変更は自動的にコミットされないので、保存ボタンを押すことでコミットされます。
おわりに
Oracle SQL Developerは無料で使える高機能なデータベース管理ツールです。SQL*Plusよりも直感的にデータの操作ができるので、Oracleユーザはぜひとも使ってみてください。