はじめに
このエントリでは、Ubuntu10にnode.jsをインストールして、サンプルプログラムを動作させるまでの手順について書いています。Ubuntuにnode.jsをインストールするにあたり、以下のエントリを参考にさせていただきました。
検証環境
- Ubuntu 10.10 + VirtualBox 4.0.2
- node.js 0.4.0
node.jsをダウンロードする
メニューバーのアプリケーションから「アクセサリ」−「端末」を起動します。
はじめに、カレントディレクトリを変更し、作業場所を変えます。
cd /usr/local/src
作業用のディレクトリを作成します。
sudo mkdir node cd node
node.jsをwgetコマンドでダウンロードします。
sudo wget http://nodejs.org/dist/node-v0.4.0.tar.gz
tar.gzを展開し、カレントディレクトリを掘り下げます。
sudo tar zxvf node-v0.4.0.tar.gz cd node-v0.4.0
node.jsをインストールする
はじめに、node.jsをコンパイルするために必要な以下のモジュールをインストールしておきます。
- build-essential
- libssl-dev
build-essentialをインストールする
sudo apt-get install build-essential
libssl-devをインストールする
sudo apt-get install libssl-dev
続いて、コンパイルです。「configure」、「make」、「make install」を順番に実行します。makeは割と時間がかかるので気長に待ってください。
sudo ./configure >(中略) >Checking for function ceil : yes >Checking for fdatasync(2) with c++ : yes >'configure' finished successfully (8.284s) sudo make >(中略) >Waf: Leaving directory `/usr/local/src/node/node-v0.4.0/build' >'build' finished successfully (6m43.327s) sudo make install >(中略) >Waf: Leaving directory `/usr/local/src/node/node-v0.4.0/build' >'install' finished successfully (0.261s)
インストールが完了したら、正しくインストールできているか確認するため、以下のコマンドでバージョンを参照してみます。数字が表示されたらOKです。
node --version >>v0.4.0
サンプルプログラムを動かしてみる
node.jsの公式サイトに書いてあるサンプルプログラムをコピーし、カレントディレクトリ(/usr/local/src/node/node-v0.4.0)にsample.jsという名前で配置します。
var http = require('http'); http.createServer(function (req, res) { res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'}); res.end('Hello World\n'); }).listen(8124, "127.0.0.1"); console.log('Server running at http://127.0.0.1:8124/');
続いてsample.jsを起動します。
node sample.js >Server running at http://127.0.0.1:8124/
ブラウザを起動して、http://127.0.0.1:8124/にアクセスします。"Hello World"と画面に表示されれば、正しく動作しています。
