小さい頃はエラ呼吸

いつのまにやら肺で呼吸をしています。


GParted Live CDでVMWare Workstation6の仮想ディスクを拡張する

VMWare Workstationで仮想マシンを作成する際に、仮想ディスクのサイズを指定して領域を事前に割り当てることができます。事前割りあてを行った場合、パフォーマンス面で優れているのですが、あとからディスク領域が足りなくなってしまうことがしばしばあります。
その場合は、VMWare Workstationに付属するvmware-vdiskmanager.exeとGParted Live CDというパーティションツールで、仮想ディスクの領域を拡張することができます。

今回試した環境とソフトウェアのバージョン
  • Windows XP(ホストOS)
  • VMWare Workstation 6.5.3
  • gparted-live-0.5.1-1.iso
vmware-vdiskmanager.exeで仮想ディスクを拡張する

はじめに、vdiskmanager.exeで仮想ディスクのサイズを増やします。VMWare Workstationのインストールディレクトリ配下にあるvmware-vdiskmanager.exeをコマンドプロンプトから起動します。

cd "C:\Program Files\VMware\VMware Workstation"
vmware-vdiskmanager.exe -x 20Gb xxx.vmdk

1番目の引数-xオプションは、ディスクの拡張を意味しています。2番目の引数でディスクサイズを指定します。最後に仮想マシンのvmdkファイルを指定します。
このコマンドを実行し、vmdkファイルのサイズが増えることを確認してください。

GParted Live CDで拡張した領域をOSに認識させる

上記のvmware-vdiskmanager.exeで仮想ディスクを拡張しても、仮想マシン(ゲストOS)は領域が増えたことを認識してくれません。このため、パーティションを操作するGParted Live CDで、パーティションサイズを変更し、ゲストOSに増やした領域を認識させる必要があります。

4. 仮想サーバをShutDown
5. 「GParted Live CD」 (SCSIディスクも操作できるフリーのパーティション操作ツール) の ISO イメージ(gparted-live-0.4.4-1.iso) をGET
6. 仮想サーバを 5. で取得した ISO イメージでBoot
7. GParted にてパーティションサイズを変更
8. 仮想サーバをShutDown (GParted を終了)
9. 仮想サーバをBoot
10. Windows起動時、ディスクチェックが実行された・・・
11. 起動後、空き容量が増えていることを確認
VMWare の SCSI 仮想ディスクのパーティションサイズを変更:i7-papion のメモ書き:So-netブログ はてなブックマーク - VMWare の SCSI 仮想ディスクのパーティションサイズを変更:i7-papion のメモ書き:So-netブログ

GParted Live CDの使い方については、以下の記事が参考になると思います。僕がやってみたときは、マウス操作ができなくて、Shift/Shift + Tabで試行錯誤しながらパーティションサイズを変更しました。

あとがき

Windowsには、DiskPart.exeというパーティション操作ツールが付属されているのですが、こいつがシステム ボリューム、ブート ボリュームの拡張ができないというくせ者でして、そのため、GParted Live CDを使用しました。