Jetpackは、Mozilla LabsがリリースしたFirefoxの拡張機能です。Jetpackについては、以下の記事が非常に参考になります。
本エントリでは、Jetpack Featureを作成して、公開するところまでの手順をまとめてみました。
Jetpack Featureのコードを記述する
- メニューからツール-about:jetpackを選択します。(ロケーションバーに直接about:jetpackと入力してもOKです。)
- Developを選択すると、以下のような黒いテキストエリアが出現するので、そこにJavaScriptをJetpack Featureを作成していきます。
試しに、訪れたページのタイトルとURLを逐一コンソールにログ出力するJetpack Featureを書いてみます。コードの書き方はJetpackのAPI仕様書を参考にすると良いです。
jetpack.tabs.onReady(function(targetDocument) { console.info(targetDocument.title + ":" + targetDocument.location.href); });
上記のコードをLoggingVisitedPages.jsというファイル名で保存し、続いてインストール用のHTMLファイルを作成します。
インストール用ページの作成
以下のコードをテキストエディタで作成し、適当な名前で保存します。(仮に、LoggingVisitedPages.htmlという名前で保存します。)
<!DOCTYPE html> <html> <head> <link rel="jetpack" href="LoggingVisitedPages.js" /> <title>LoggingVisitedPages</title> </head> <body> <h1>LoggingVisitedPages</h1> </body> </html>
Jetpack Featureのインストール
Firefoxで、LoggingVisitedPages.htmlを表示します。ページの上部に、This page contains a Jetpack features. If you'd like to install it, please click the button to the right.というメッセージが表示されるので、Installボタンをクリックします。
続いて、以下のような警告画面が表示されますので、I know what I'm doing. Install it!をクリックします。
これでJetpack Featureの作成とインストールは、すべて完了です。試しにGoogleでJetpackと検索してみると、以下のような文字列がコンソールに出力されます。
jetpack - Google 検索:http://www.google.co.jp/search?q=jetpack&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox-a
終わりに
Jetpack Featureの開発と公開の流れは以上です。Jetpackには、コンソールを操作するAPI以外にもストレージに関するAPIやFirefoxのメニューを操作するAPIなどが備わっているので、色々なことができるようです。まだ、開発途中の拡張機能ですが、すでに多くのJetpack Featureが公開されているようなので、調べてみるとおもしろいかもしれません。